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教科書に載っていない地元の歴史を発掘!~「たなぐら歴活」(棚倉町)

去る5月22日、棚倉町の「まち工房たなぐら」で開催された、「第4回 たなぐら歴活」にお邪魔しました。

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「たなぐら歴活」とは、棚倉町の棚倉城跡調査員として調査・研究を行っている茨城大学大学院生の皆さんが主催し、棚倉町の歴史について、自由におしゃべりしたり体験したりする気軽な場をつくることを目的に企画したイベントです。
学校の授業や講演会などで「難しそう」「堅苦しい」、「遠い昔の話」と思いがちの歴史を、楽しく気軽に発掘・共有していくことにより、本にも載っていないような棚倉町の知られざる姿を追っていこうという主旨で、今年の2月より毎月開催されています。

第4回目は「人物からみる棚倉」をテーマに行われるということで、会場には20名の方々がお越しになっていました。

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参加された方は、町内だけでなく天栄村や須賀川市からお越しになられた方もいらっしゃいました。

前半は、「呼びかけ人(「※たなぐら歴活」で主催を務める茨城大大学院の皆さん)」の一人、栗原悠さんから「阿部正功(あべまさこと)の足跡を訪ねて~日本考古学創成期に携わったお殿様~」というタイトルで発表が行われました。

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阿部正功とは、戊辰戦争後に8歳の若さで、養父・阿部正静に代わって棚倉町(※当時はまだ棚倉藩)を治めたお殿様です。藩知事を辞職した後は子爵に列せられ、華族という身分になります。
もともと勉強熱心だった正功はその後、考古学という分野で才能を発揮します。坪井正五郎(明治から大正時代にかけて人類学・考古学の発展をつくしたといわれる人物)との出会いを機に興味を持ち、のちに棚倉町町内で弥生時代の「棚倉式土器」が出土した「崖ノ上遺跡」を発掘するなど、日本の考古学の誕生に携わる一人になるという、お殿様だけでなく考古学の世界でも名を残しました。

栗原さんの発表の中では、正功が書いた町内の遺跡の調査地点の見取り図や調査記録などが紹介されました。

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会場からは、「正功はどのくらいの時期まで棚倉にいたのか」「正功のお墓がある西福寺は関東大震災で被害に遭い、その後整理されるときに、東京・麻布の青山墓地に回収された」など、教科書に載っていないようなお話まで飛び交いました。
歴史をただ一方的に聞くだけでなく、お互いに発表し、質問しあえるのも「たなぐら歴活」の魅力の一つなのかもしれませんね。

また後半では、棚倉出身・ゆかりある人物にスポットを当てた「自由に歴史トーク」が行われ、会場は時間を忘れてしまうほど棚倉町の歴史的人物についての話で盛り上がりました。

今後も「たなぐら歴活」は開催されますので、棚倉町そして県南地域の歴史に興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回の予定などにつきましては、「たなぐら歴活」ホームページをご覧ください。

「たなぐら歴活」
 ホームページ:http://tanagurarekikatsu.wix.com/tanagurarekikatsu
 棚倉町生涯学習課内 山川千博  TEL: 0247-33-0111

文責:す(ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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