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県南地域に飛んできた「殺生石」~常在院(白河市表郷地区)

最近、アニメなどで妖怪がブームになっていますね。ラクラスしらかわのブログでも過去に、妖怪の仕業ではないかと思われる不思議な場所や伝説を紹介しています。

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火車、猫又、酒呑童子・・・調べるだけでも数多くの種類がいる妖怪たちですが、その中に九つのしっぽを持ったキツネの妖怪「九尾の狐」がいますよね。
「九尾の狐」は、古来よりさまざまな伝説や言い伝えがありますが、栃木県那須町にある史跡「殺生石」には、こんな伝説があります。

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昔、中国やインドで美しい女性に化けて悪さをした妖狐が、800年ほど前日本に渡来し、「玉藻の前」という女性になり朝廷に仕えて、日本国を亡ぼそうとしていましたが、陰陽師に正体を見破られ、那須野が原まで逃げました。

そこでも悪さを繰り返していた妖狐は退治されてしまいますが、毒石になり毒気を放ち始めました。

これを聞いた源翁和尚(げんのうおしょう)が大乗経をあげ続けると石は三つに分かれて飛び散り、一つがここに残りました。それ以来、その石を殺生石と呼ぶようになりました。

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殺生石は、栃木県那須町の観光名所の一つで、現在も多くの観光客が訪れています。

Img_2697

さて、源翁和尚によって三つに分かれた殺生石ですが、一説によりますと、その内の一つがなんと私たちがご紹介している福島県県南地域にも飛んできたとの伝説があります。今回はそちらに足を運んでみましょう。

白河市表郷中寺にある常在院にやってきました。

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豊かな緑に囲まれた厳かなお寺です。ここには、先程ご紹介した殺生石があります。

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境内には案内板がありました。頭上に注意して矢印の方向に進んでみましょう。

道なりを歩いていると鳥居の近くに殺生石がありました。

P1150845

囲いで大切に保管されていますね。

P1150841

殺生石は源翁和尚によって砕かれた後、その一つがこの中寺に飛んできました。地元の方のお話によりますと、飛んできた殺生石の破片を鎮める為、源翁和尚がここに常在院を開山されたとも言われているとのことです。

源翁和尚は、表郷中寺をはじめ各地で寺を開創しています。
この常在院は、天授二年(永和二年、1376年)に開山されました。
またこの常在院には、県指定重要文化財「源翁和尚座像」や「源翁和尚行状縁起絵詞」をはじめ、源翁和尚の頂相(禅僧の肖像)や、「源翁能照大和尚行状之記」など、源翁和尚にまつわるものがあります。

隣県から飛んできた県南地域の伝説。この地に殺生石が飛んできたのも何かの縁があったのかもしれませんね。

 常在院
  白河市表郷中寺屋敷79

文責:す (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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