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長者が一夜で作ったお堂!?~古宿観音堂(塙町)

塙町の古宿(ふるじゅく)観音堂を訪ねました。

福島交通バス停「古宿」のすぐ近くに「古宿観音堂」と書かれている木の看板があります。民家の間にあるので、見逃さないよう気をつけてください。

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車一台分の道を通って奥へ進むと、左手に小さな橋が現れます。

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そこを渡ったところにあるお堂が、古宿観音堂です。

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この観音堂は入母屋造りで、十一面観音を本尊とし、天井には寛保2年(1742)に狩野益信によって描かれた墨絵の龍がいるそうです。

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古宿観音堂がいつ創建されたかは不明ですが、
「塙町の民話と伝説」に、このお堂にまつわる話があります。

  ~まんだら堂~

  「朝日長者」と呼ばれる村の長者がいて、旅人を殺しては金品を奪うという悪行を
  繰り返していました。すると、大罰があたり次々と子供が死亡するなどの不幸が
  続いたため、己の悪行を悔い、修行の旅に出ました。

  ある日、出会った修行僧に事情を詳
しく話すと、
  「子どもがかわいいと思うならば、早速故郷へ帰り、末の世まで残るような
  お堂を建て、まんだら供養をするがよい」
  と言うや否や、僧は阿弥陀如来の姿となり、
  雲に乗って西方の彼方へ飛び去りました。

  長者は早速地元に戻り、一夜のうちにお堂を建ててまんだら供養を続け、
  末世のために朝日さす夕日さす樹の下に
  漆千杯・朱千杯・黄金千杯を埋めて供養としました。

  その後、正月二十日の御縁日には多数の参拝者が訪れ、
  一度お詣りすれば六道三途に迷いなく、再度お詣りすれば
  どのような悪人でも救ってくださるという。
  また、この御慈悲を疑う人は、地獄におちること矢のようだ、
  とも言われているそうです。



参考文献:「塙町の民話と伝説
(※このお話には幾つかの解釈があるようです。今回はこちらの文献を参考に記事を書かせていただきました。)


立派なお堂を見ながら境内を回っていると、不思議なものを見つけました。
はっきり「山神」と書いてあります。

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この石碑のすぐ隣にとても不思議な巨木がありました。
もしかして、この木が山神様なのでしょうか。

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塙町の民話に登場するお堂、山の神様の石碑。
ここは、塙町の隠れたパワースポットかもしれませんね。

 <古宿観音堂>
   所在地:福島県東白川郡塙町大字伊香字古宿213
     お問い合わせ:塙町観光協会
     TEL:0247-43-2112
      アクセス:車……常磐自動車道那珂ICから国道349号利用で1時間10分
                     東北自動車道白河ICから国道289号国道118号利用で45分
                   鉄道…JR水郡線磐城塙駅から車で10分


文責:ま (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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