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連歌師「宗祇」の伝説が残る「宗祇戻し」(白河市)

白河市旭町に「宗祇戻しの碑」と呼ばれる石碑があります。

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「宗祇」とは室町時代の連歌師です。(連歌についてはこちら

1481年、結城政朝は白河の鹿嶋神社で一日一万句の連歌奉納を行いました。
その会に参加するためこの地を訪れた宗祇は、綿を背負った綿売りの少女に出会います。

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戯れに「この綿は売るか?」と声を掛けたところ、
娘はすかさず

「阿武隈の川瀬にすめる鮎にこそ うるかといへるわたはありけれ」
(この近くの阿武隈川に棲んでいる鮎になら、「うるか」という「わた(内臓)」はありますよ)

と返したそうです。

「うるか」とは鮎の内臓の塩付け。これを「売るか」と掛け、
内臓をあらわす「わた」と「綿」を掛けた、見事な句に感服した宗祇は、
このような娘にもこれだけの教養があるなら、自分はとてもかなわないだろうと、
会には参加せずここから都に引き返した…という伝説の残る地です。

江戸時代になり、松尾芭蕉がこの地を訪れています。

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「早苗にも我色黒き日数哉」

の句碑が残っていました。
白河を訪れたのちの書簡によって詠まれた句ですが、
これは、白河の地に出向かずに歌を詠んだ能因法師を皮肉ったもののようです。

また、曽良随行日記にも「宗祇戻し」のくだりがありますが、解釈は違っています。
日記によると、ここには「宗祇戻し橋」と呼ばれた橋があったようです。

ここは街道の分岐点でもあり「右たなくら 左いしかハ」と書かれた道標もあります。

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古くからの町並みが垣間見える風情のある場所です。

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また、白河市ではこの宗祇にちなみ、連句を募集しています。

平成22年度「第四回宗祇白河紀行連句賞」作品募集のご案内
 募集期間/平成22年7月1日(木)から同年9月17日(金)まで

宗祇戻しの碑
 白河市旭町

文責:な (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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