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あの名代官が建てたお堂です ~ 切石観世音(鮫川村)

塙の名代官・寺西重次郎封元について、以前当ブログ内でも書きました。

その寺西重次郎封元が文政年間(1818年~1830年)に領地を見てまわっているとき、この地で三度も落馬したといわれています。
寺西は付近の村人から「昔から乗馬のまま通行してはいけないと伝えられている」と聞きます。
そこで寺西は近くを見回したところ、この板石塔婆を発見しました。
寺西は、みずから大檀那となってお堂を建て、板石塔婆を安置したのでした。

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この板石塔婆が「切石観世音」と呼ばれたのです。
切石とは、石切場が付近にあったことからその名が付いたといわれています。
板石塔婆には梵字が刻まれており、造られたのは13~14世紀頃だといわれています。

以降、「災厄を救い、馬を守る」ものとして信仰されているようです。
また、この碑の擦り粉を飲むと祈願の効が大きいとも言われているようです。

現在のお堂は昭和7年に再建したものです。
再健前のお堂は、同村内赤坂中野地区にある長遠寺に移されて現存しています。

実際訪れてみると県道から少し山に入った場所にあるので、お堂周辺一体が、まさに凛とした空気に包まれています。
彫刻は龍を模しているのでしょうか?
龍の力で「災厄を救い、馬を守」ろうとしているのかもしれませんね。
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静寂だけが流れていく。
そんなことを考えてしまうお堂なのです。
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切石観世音
 〒963-8407 福島県東白川郡鮫川村大字赤坂西野字上地内

文責:よ (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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