« 上るようで下る坂道 ~ 西郷村道(1)(西郷村) | トップページ | マナー・エチケット講座と農業支援講座 ~ 第2回田舎暮らしコンシェルジュ養成講座(白河ふるさと回帰支援センター) »

傾斜角度がミソ ~ 西郷村道(2)(西郷村)

上るようで下る坂道の続きです。

さて、この奇妙な景色。
現地で見た限り、下り坂の途中で傾斜角度が変化しているために、こう見えるようです。
Img_3995

ひらたく言えば「目の錯覚」なのですが、
途中から傾斜がきつくなるので先の道が見えにくくなり、結果、上り坂のように見えているようです。

ちょっと実験しましょう。

と、その前に、写真ではわからないので、今回の相棒くんに出てきてもらいましょう。
ペットボトルくんです。これで、傾斜とその角度を見ることができます。
Img_3983

水面が微妙に傾いていますね。

まず、例の上り坂っぽいのに下り坂のところを「A」としましょう。
つづいて比較のために、途中から傾斜角度のきつくなったあたりを「B」とします。
それらの角度が変わるあたりを、「P」とでもしましょうか。

まず、Aの場所。
なんとなく上り坂っぽいですが、実はゆるやかに傾斜が付いています。
Img_3997

分度器で図ると約1度。
ほとんど坂道で無いといってもいいぐらいです。
A

続いて、もう少し傾斜のきついBの場所。
先ほどの写真と比べると、傾きが急になっているのがお分かりですか?
Img_3992

B

傾斜角度は2度強。
Aとくらべてもたった1度差程度ですが、水面の傾きが違います。

B地点からA地点を見てみると、結構急な坂になっています。
Img_3993

図でまとめると、こうです。
A地点では傾斜角度が1度のため、ほとんど傾きに気がつきません。
しかしP地点で傾斜が変わりB地点が見えないので、なんとなくP地点が上り坂のてっぺんのように見えます。
これがおそらく、「上るようで下る道」の正体なのでしょう。

Photo

まさに地形のなせるわざなのですが、
こうした奇妙な現象が見られるのも、県南地方の楽しさかもしれませんね。

---

文責:よ (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

|

« 上るようで下る坂道 ~ 西郷村道(1)(西郷村) | トップページ | マナー・エチケット講座と農業支援講座 ~ 第2回田舎暮らしコンシェルジュ養成講座(白河ふるさと回帰支援センター) »

交通」カテゴリの記事

西白河郡」カテゴリの記事

西郷村」カテゴリの記事

コメント

西郷村の幻覚坂の噂を聞き、ずっと探していました。
調べても詳しい情報が見付からず…
 
随分、失礼な話かとは思いますが、
具体的な場所を教えて頂けませんか…;

投稿: うー | 2010年5月15日 (土) 05時25分

うー様、はじめまして。
幻覚坂という名称ははじめて聞きました。
メールにてお返事しますので、あらためてご確認ください。

投稿: ラクラスしらかわ | 2010年5月17日 (月) 09時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1267462/33217138

この記事へのトラックバック一覧です: 傾斜角度がミソ ~ 西郷村道(2)(西郷村):

« 上るようで下る坂道 ~ 西郷村道(1)(西郷村) | トップページ | マナー・エチケット講座と農業支援講座 ~ 第2回田舎暮らしコンシェルジュ養成講座(白河ふるさと回帰支援センター) »