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2人の明神様を祀る ~ 奥州街道・境の明神(白河市)

最近は12月24日を男女のイベントと捉える風潮があります。
ここはクリスマスツリーを挙げたいところですが、違った視点で見てみましょう。

行ってきたのは、クリスマスイブにもかかわらず「境の明神」。
場所は国道294号線、2つの明神様で栃木県境をはさんでいます。

2つ?
そうです。
ここには玉津島明神(女神・衣通姫(そとおりひめ))と住吉明神(男神・中筒男命(なかつつおのみこと))を国境の神として祀っているのです。
それぞれの国境側に「境の明神」として社をかまえてあります。

男女一対なのは、女神が内(国を守る)を、男神が外(外敵を防ぐ)という信仰に基づいているといわれています。
女神が内ですから、陸奥(むつ・今の福島県)と下野(しもつけ・今の栃木県)とも自らの側を「玉津島を祀る」、相手側を「住吉明神を祀る」としています。

まずは下野側の境の明神。
ほどよく整備されていますなぁ。
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目と鼻の先に、福島県を示す標識があります。
まさに、ここからみちのく、ここから東北です。
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続いて、陸奥側の境の明神。
大きな鳥居のなかに明神様が祀られています。
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うっそうとはしていますが、霊験あらたかな何かを感じました。
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その明神様の向かいには「白河二所関址碑」なる大きな石碑があります。
「二所」とは前述の2つの明神様のこと。
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一説では大相撲の「二所ノ関部屋」は、ここから名前をとったもの(※)と言われているようですが、初代二所ノ関軍右衛門の出身地が和賀郡(現在の岩手県北上市)であり、ちょうど仙台藩と南部藩の境であることから白河由来説は誤りのようですね。

それはさておいても、奥州街道を行き来する人々を見守り続けた明神様は、今日も静かに我々を見守ってくださっているようです。

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境の明神
〒961-0835 福島県白河市白坂明神地区

(※他説では、白河の関勿来の関をもって二所とされているようです)

文責:よ (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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