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矢祭町・矢祭もったいない図書館

昨日、矢祭町の矢祭もったいない図書館にお邪魔しました。

矢祭町といえば、合併による山村切捨てを懸念したことから「合併しない宣言」で有名になりました。
人口6,600人、福島県のみならず東北地方の最南端に位置する街です。

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館長の金澤昭さんにお話をうかがったところ、そもそも住民の要望が図書館開設のきっかけだったそうです。

本屋さんやコンビニもなく、本を買うにも棚倉町や白河市に行かないと買えない矢祭町。
2005年12月に町民にアンケートをしたところ、町立図書館の開設要望が圧倒的に多かったのです。

そこで施設そのものはJR東館駅前の武道館を改築し、図書は「もったいない運動キャンペーン」の一環として図書の寄贈を提案したのです。
するとそのことが、毎日新聞全国版に掲載され寄贈図書が日本全国から送られてくるようになりました。
そして2007年1月14日、矢祭もったいない図書館が開館します。

現在、蔵書冊数は445,000冊にもおよびます。
うち、図書館ですぐに手に取れる本は60,000冊。
また町内26箇所の集落にも本が常備されていて、子供からお年寄りまで読書を楽しめるようになっています。

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(上:幼児向けスペースも充実、下:寄贈者名が貼り出されています)

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(上:閉架図書にも本がぎっしり 下:蔵書も充実しています)

こう書くとありきたりのような気もしますが、郡山市のような30万人規模の都市でなく、わずか人口6,600人の小さな街で44万冊以上も本があることに驚きです。
しかも、1冊数万円もするような蔵書もごろごろ置いてあります。

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(上:私も好きな漫画コーナー♪ 下:勉強がはかどる学習スペース)

それだけでなく、手にするすべての本がみんなきれいなのです。
とくに矢祭町では「家読(うちどく)」、つまり家庭で読書の楽しさに触れることを推進しています。
いかに矢祭町の皆さんが大事に本を扱っているかが、図書館をまわっただけでもうかがい知ることができます。

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(Library of the Year 2007優秀賞を受賞しました)

館長のお話では、矢祭町民だけでなく町外の方にもお貸ししているとのことでした。
遠くは東京都在住の方も借りているようです。

合併しないことや図書館ばかりが取りざたされる矢祭町ですが、読書で町づくりをしていることも矢祭町の特徴なのですね。

ちなみに現在、本の寄贈は辞退しているそうです。
目標の40万冊に達し収納に限界が来ているためで、今後は図書を希望する全国各地の自治体に寄贈していくとのことでした。

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問合せ先--------

矢祭もったいない図書館
〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町大字東館字石田25番地
TEL/FAX 0247-46-4646
休館日:毎週月曜日

文責:よ (ラクラスしらかわ http://rakuras.com/

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